嬉しい誤算 その1
買いもしないのに(笑)アレコレ質問していたら、前回のブログも見ていただいていた日本代理店のウェザリー・ジャパン様の御厚意でMIO SLICE本体を御提供いただきました。
\(^o^)/
ウェザリージャパン様、ホントにありがとございました。
MIO SLICE 概要・おさらい
- いわゆるアクティブトラッカー、活動量計です。
- 3軸加速度センサーを搭載していて、歩数や距離も消費カロリー、睡眠サイクルなどを知ることが出来ます。
- Bluetooth、ANT+両規格に対応しており、対象機器へ心拍数データを出力できます。
- 一部、スマートフォンからの通知を受け取ることが出来ます。
- ただし、アイコン表示や着信番号表示程度で、メッセージ全文を見るとかは出来ません。
- 「PAI(パイ)=Personal Activity Intelligence」という数値化された独自の健康指標を測定できます。
27年間6万人を対象に研究から生まれた革新的技術「PAI/パイ」搭載のライフトラッキングデバイス Mio SLICE を発表|ウェザリージャパン株式会社のプレスリリース
Amazon、Yahooにて発売中です。
ざっと数日使ってみたレビュー前編をお送りします。
(レビュー後編はPAI、睡眠トラッッキングなど、ある程度の期間を使わないとわからない部分をレビュー予定です)
尚、あくまでも現時点での仕様であり、今後の製品仕様・ファームウェア更新で変更となる可能性もありますので、御注意ください。
レビュー時点のVersion
- PAI app version : 2.0.12 (1.3)
- Server version : v1-P
- SLICE Firmware version : 0.9.10
内容物
パッケージ内に入っているのは本体、USB充電器、保証内容を書いた紙。
あと、本体パッケージとは別に、日本語での簡易マニュアル、保証書がウェザリージャパン様から同封されていました。
MIO兄弟との比較
気づけば、MIO シリーズは4台目です。(笑)
左から入手した順に、
- MIO Alpha : MIOの初期製品。ANT+非対応、Bluetoothでの心拍数データを出力するだけ。
- MIO LINK:ANT+、Bluetooth両規格対応。時計表示、睡眠トラッキング機能なし
- MIO FUSE:ANT+、Bluetooth両規格対応。時計表示、睡眠トラッキング機能あり。ただし、ともにマニュアル操作が必要。
- MIO SLICE:今回のレビュー品。手首の形に合わせてカーブしており、他のMIO製品のようにべたーっと開脚した状態には出来ない。(ま、それは不利な点でもなんでもないですが)
MIO SLICEはネイビーを選択しましたが、まさにネイビーといった感じで、MIO FUSEのコバルトとは違った色合いです。
使用前の準備
充電中・・・
ちなみに、全て充電器のデザインは異なり、共有ではありません。
まずはスマホと接続して使うのでアプリをダウンロードしておきます。
*ダウンロード後のベアリングの方法とかは同封される紙やアプリを使用しての直感でわかるので、割愛します。m(_ _)m
Mio PAI 1 はMio FUSE、ALPHA2、LINK、 VELO用ですので、使用できません。
必ずMio PAI 2を使用しましょう。
Mio GO はMioが提供しているフィットネスアプリです。
Mio SLICEも心拍数計として接続できますが、デバイス・アイコンや機種名は表示されないので、設定を変更したりは出来ません。
時計として使う。(嬉しい誤算 その2)
MIO SLICEの各種設定はMio PAI 2アプリ内のDevice settingで行います。
時計関係は3つ。
- Auto-ON display:ディスプレの自動点灯
- Screen time out:点灯の維持時間、5〜30秒(5秒間隔)で設定可
- 24-Hour time format:12時間表記か、24時間表記かを選べます。
事前にUser Guideで知ったように、5〜30秒(5秒間隔)の設定ができるものの、現時点では常時点灯は設定できない模様です。
ただ、嬉しい誤算だったのは、Auto-ON displayの存在。
これ、Apple watchなどと同じく、手首を返し、時計を見る動作を行うとディスプレイが自動点灯します。
そして意外と高感度に反応するので、結構使えます。
それであれば、OFFの時間帯でも時刻を知りたい時はボタンをクリックすればいいだけなので。
睡眠の記録
MIO FUSEの手動設定から自動設定に変更されているので、就寝前の切替操作は不要になりました。
この辺りは後編で。
フィットネスモードは自動検出?(嬉しい誤算 その3)
んー、、、
どうやら今歩いているとか走ってるとか、アクティビティの種類は検知していない模様です。
そういった活動とかも全て含めて、十把一絡げでPAIとして管理している節があります。
ただ、嬉しい誤算だったのは、心拍数データがフィットネスモードに切り替えなくてもBluetoothを介してスマホへ出力されたということ。
ただし、少し不安定っぽい挙動もあるのでメーカー側が意図してないバグかもしれません。
だとしたら嬉しいバクなので削除するよりも強化してほしい・・・
用いたのはiSmoothRunというアプリですが、Bluetooth機器と接続できる手持ちの他のフィットネスアプリでも同様の結果でした。
以下の動画はMIO SLICEをWorkout modeに切り替えずに収録しています。
アプリ起動後、0:03辺りで Check sensors Statusをクリックすると右上にハートマークが表示され、心拍数計が接続状態である旨が示されます。
その後、START YOUR RIDEをクリックして記録を開始すると、中段右側の HEARTRATEの数字がリアルタイムに67→66→67と表示されます。
ただ、ちょっとコツ・ひと手間がフィットネスアプリの使用前に要るようで、開始前にMIO SLICEのディスプレイに心拍数を表示させた状態でないとうまく繋がらないことがありました。
んー、、、この辺りも勘案すると、やはりメーカー側が意図してないバグなのかな?
もう少し調べられたら後編で。
あ。勿論ボタンを長押ししてWorkoutモードに切り替えれば、Bluetoothでの心拍数出力は懸念なく安定して使用可能です。
ANT+での他の機器との接続
設定のANT+ IN WORKOUT MODE をONにして、SLICEのボタン長押しでWorkout modeに切り替えると各種サイクルコンピュータなどと接続が可能です。
不要の人は設定画面でこの機能をOFFに出来るのは節電上の親切設計ですね。
まとめ
嬉しい誤算のその1は個人的なことでしたが。
その2・手首を返しての自動点灯、その3・切替えなしでのBluetoothでの心拍数出力は、期待してなかっただけに嬉しい限り。
あわよくば、その3がバグ扱いされるのではなく、安定した機能強化となることの祈ります・・・
要望
こうなったらいいなー、という点。
- 切り替えなしでのBluetoothでの心拍数出力の安定化
- Auto-ON displayの時間帯でのON-OFF設定
- ボタンを押した時に随時変更していく表示内容に月日・曜日の表示を加えてほしい。 (意外と今日は何日?って忘れません?)
Device screens で言えば Time と PAIの間に Date が欲しい。。。
全般的には好印象です、が・・・
MIOシリーズの他のフィットネス・ウォッチにない利点として、ANT+、Bluetoothの両規格対応というのがあると私は思っています。
ANT+はGarminなどのサイクルコンピュータで広く普及している規格で、特に自転車乗っている人には馴染みがあります。
胸に巻く、いわゆる乳バンドの心拍数計に比べて手首なので煩わしさが少ない。
Garminの時計はANT+の出力はできても、Bluetoothでの心拍数出力は現行機種ではできません。将来は知らん、(°▽°)
スマホの普及とそのアプリをサイクルコンピュータ代わりに使う人(私)もおり、翻ってBluetooth規格対応のセンサー、そのセンサーと接続できるBluetoothサイクルコンピュタというのも出始めています。
今後、それらに切り替える際にもMIO SLICEは活用でき、選択肢は広がります。
また、大半のBluetoothアクティビティトラッカーは専用アプリのみのサポートが多いです。
例えば、Samsung Gear S3はGear Sアプリでしか使えません。
反面、MIOの心拍数は汎用フォーマットとして心拍数データを出力するので、MIOのアプリがイマイチなら他のアプリと連携して使うことができます。
例えば先に示したiSmoothRunやStravaアプリとか。
時計としては、必要最低限の機能と言えるので、あれこれやりたい人には不向きです。
そういう人はApple watchなりを購入しつつ、ANT+が必要であればそれだけに特化して割り切った考えで、時計機能も睡眠トラッキングもないMIO LINKとの併用もありだと思います。
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となると、意外とMIO FUSEがどっちつかずなのかも。(笑)
睡眠トラッキングは手動切替え、時刻等はクリックしないと見れない、、、
あれ? おかしいなぁ、気に入ってたはずなのに。。。人って現金ですよね。
では、サイクルコンピュータも持ってなく、ANT+に魅力を感じない一般の人にファースト・チョイスとしてアピールできる製品か?というと、、そこは未だMIO SLICEは弱い気がします。
これは謳い文句にしているPAIが分かりやすく、受け入れやすいものなのかにもかかっているかも。
続きはしばらく使用を継続した後にPAIについて記載するであろう後編で。
→ 後編はこちら
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