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雲の上の映画館 : 花戦さ

お題「最近見た映画」

移動の飛行機の中を中心に、機内放送、または家で撮りためた録画番組や配信サービスで事前にiPhoneへレンタルして楽しんだ映像をレビューしています。

注意:基本ネタバレです。また驚くほど陳腐な感想しかありません(笑)

 

US出張時の機内で鑑賞したのは CHiPsだけではありません。

 雲の上の映画館 :CHiPs - ANAマイルとガジェットが好物。円盤もね。

今回は公開時に見逃していた邦画です。

 

 

花戦さ

(2017年 日本)

野村萬斎が、戦国時代に実在した池坊専好という京都の花僧に扮し、天下人である豊臣秀吉に専好が単身立ち向かう姿を描いたエンタテインメント時代劇。織田信長が本能寺で倒れ、天下人が豊臣秀吉へと引き継がれた16世紀後半。戦乱の時代は終わりを告げようとしていたが、秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた。そんな中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好は、花の美しさを武器に秀吉に戦いを挑んでいった。萬斎が池坊専好を演じるほか、豊臣秀吉役に市川猿之助、織田信長役に中井貴一、前田利家役に佐々木蔵之介、千利休役に佐藤浩市と、豪華な役者陣が顔を揃える。 

花戦さ : 作品情報 - 映画.com

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この映画単体で考えた時の感想は正直悪くはないでした。

一応史実に基づいているとのこと。

池坊専好のキャラクタなども野村萬斎さんと合ってます。

小道具に使われている生け花も見事でした。

(これだけでも大画面で見る意味はあると思う)

 

ただ、、、

野村萬斎さん で 権力に立ち向かう という構図はまんま「のぼうの城」ですね。

どうしても比較してしまいます。。。

 

のぼうの城

(2012年 日本)

第29回城戸賞を受賞した和田竜による脚本「忍ぶの城」を、「ゼロの焦点」の犬童一心監督と「ローレライ」の樋口真嗣監督が共同でメガホンをとり映画化。主演は野村萬斎、共演に佐藤浩市、成宮寛貴ほか。舞台は武蔵国忍城(埼玉県行田市)。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、天下統一を目指す豊臣秀吉方2万人の大軍を指揮した石田三成の水攻めに、わずか500人の兵で対抗する。

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 のぼうの城はホントに面白かった。

途中のカッポレのシーンが長すぎる印象もありましたけど、野村萬斎さんならではともいえる見せ場でしょう。

 

のぼうで見せた豊臣方の石田三成軍2万人に対して500人で向かった「動」のスペクタルに対して、花戦さでは1人。

のぼうでの1つの先頭に集約した分かりやすさに対して、花戦さの信長への献花、千利休との交流、別れ、圧政で犠牲になった友への思い、、、それらを経て描かれる静かな反抗

のぼうでの荒々しい重臣を演じた佐藤浩市さんが、花戦さで見せた静かな関西弁を流量に操る(堺の人だから当然かもしれないけど)違和感ありありの千利休

のぼうのエンディングでは現存する史跡の現状を示すことで石田方の水攻めの現実味を強烈に印象付けたのに対して、花戦さで何処と無く漂う現実感のなさ。

というか、単にちょっとイキって暴走気味だった秀吉をちょっと諌めたという程度のエピソードにも思えるんですよね。

そりゃあ、命がけなんでしょうけど、ドキドキ感が少ない

のぼうでの先の読めなさに対して、予定調和すぎる気がしたんですよね〜。

冒頭の信長との邂逅があり、そこからクライマックスの生け花でどうせこうなるだろうと思ったらその通りになったし。

 

のぼうの1つの合戦に絞った狭く・深く・先の読めない展開に対して、花戦さの1人の行き方を通じて時代を描いた浅く・広い・予定調和の展開。

 

うーん、のぼうの城を見てからだと感じる物足りなさ、それと盛りすぎの宣伝を感じてしまいました。

ちょっと残念。

 

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